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港区 料理サロン ひとつむぎ を主宰する あこ のおいしい徒然日記

日盛りのイタリアン 2013年8月

Posted on Sep 11th, 2013

ひとつむぎの8月レッスンのテーマは「日盛りのイタリアン 」。
先月の猛暑が嘘のような今日この頃、
すっかり涼しくなって朝夕の爽やかな空気が秋の到来を告げているようです。

最近少々予定がたて込んでおりブログの更新が後手にまわってしまい、
8月の真夏のテーブルセッティングとお料理に少々の違和感を感じる季節になってしまいました。
すみません(><)


日盛りのイタリアン テーブルセッティング

8月のテーブルは水色をテーマカラーに地中海をイメージしながら調えました。
フラワーベースにローブや珊瑚を組み合わせて、
潮の香りただようマリーナの雰囲気を演出します。

イタリアンなのにお箸!?そうです。

フォークに箸。こんな組み合わせはテーブルセッティングという観点からするとナシなのかもしれませんが、
私は使いやすさや食べやすさを優先します。

やっぱり我々日本人はお箸のほうが使い慣れているので、
食事の内容によって、洋食でもお箸はあった方がよいと思うのです。


日盛りのイタリアン テーブルフラワー

イタリアを彷彿とさせるお花というとミモザ、オリーブ、ローズマリーやミントなどのハーブ類などでしょうか。
ミモザは今の時期は出回っていないので、
あの陽気な黄色と同じ色のマリーゴールドやひまわりを加えることに。

イタリアを旅した時に、古い石造りのお家にからまるグリーンも印象的だったので
アイビーも多様しました。

オンシジュームのお花は黄色いドレスを着た少女さながら。

生けると、テーブルは舞踏会場のようです。
なんてかわいいお花だこと。

↓ 砂抜き中のシジミとアサリ。

かぶせてあった新聞紙をぱっととると、
リラックスした様子で口を開けている貝が可愛らしく思えて写真を撮りたくなりました。

アサリは時期ではありませんが、非常に身入りがよく、ぷっくりとしておいしゅうございました。

貝にしろ魚にしろ、野菜にしろ、すべて命あるもの。
私にとって食材は無条件に愛しい存在です。
「いただきます」という日本語はそんな私の気持ちを一言で現せる素晴らしい言葉です。

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貴方たちの命を私たちの命にかえさせていただきます。
おいしい料理にかえさせていただきます。

いただきます。

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私はこの言葉の真意が日本食の魅力だと思っています。
素材のおいしさをそっとひきだす優しさは「いただきます」の心から生まれるのではないでしょうか。
この心がきちんと養われていれば、自ずとおいしい料理が作れるはずです。

海外や日本国内でさえも、少々質の異なる日本食がもてはやされている気がします。
命のない食べ物ばかりでは、自分の命をつなぐこともままならなくなってしまいます。
一向にとまらない福島汚染水の自然界への流出、
農薬や添加物による未曾有の複合汚染、
遺伝子を人為的に組み替えられた化け物のような食べ物。。。
食材の安全性を揺るがす現実は並べあげたらきりがありません。

自然をこんなにも汚してしまった人間。
私もその一人であることは否めません。

秋刀魚がおいしい季節ですね。
秋刀魚は安くておいしくて、栄養価も素晴らしい。
今朝は北海道、厚岸の流し網で漁獲された秋刀魚を買ってきました。
本来なら、塩焼にして内蔵も丸ごといただきますが、
汚染水のことが頭をよぎり、内蔵を外しました。
内蔵を捨てるなら、棒網の安い秋刀魚でも全然よかったな〜なんて後悔したりして。。。
こうゆう時自分のなかで葛藤があります。
内蔵だけ外したところで、気休めのような行為。
だったら内蔵も丸ごといただいて、そこにある栄養を摂取したほうがよいのか、
でも、汚染物質がたまりやすい場所という印象があるだけに避けたい気持ちはあります。
食材を無駄にしたく無い気持ちと、目に見えない放射能汚染への漠然とした恐怖。
福島周辺の農家さんを応援したい気持ちは山々ですが、
隣に九州の野菜があれば、無意識にそちらを選んでしまう自分の反応、
常に私のなかで矛盾した思考が交錯しています。

私は自然を崇拝してます。
自分が信仰しているものを、信じられなくなったり恐れたりするのはとても辛いことです。

料理をする上でも、生きていく上でも大切な土台、
自分の足下を自分で揺るがしている現実に憤りを感じています。
何もできない自分がとてももどかしいです。

あぁ、すみません。
「いただきます」から大分脱線してしまいました。
きりがないのでこの話はこの辺りでやめておきます。

誤解を招きたく無いので最後に言わせて下さい。
私は、食材を真剣に選びます。
まだ自分のなかの矛盾した感情を整理しきれてはいませんが、
色んな噂に翻弄されて、アレはダメ、
コレもダメとダメダメ尽くしにするつもりは毛頭ありません。

人間は食物連鎖のピラミッドの頂点にいます。
大きな鯨を人間は食べますが、人間を食べる生物はいませんよね。
つまり、人間が作り出した放射能や自然に還元されない有毒物質などは
食物連鎖のなかで生物濃縮を続け、ピラミッドの頂点に向って濃縮度をあげ、
巡り巡って私たちの身体に蓄積していくというメカニズム。

大人も子供も、お腹の中にいる赤ちゃんも、誰もこの連鎖から逃れることはできません。
私たちは自分たちがしたことの責任を取らなければいけないのでしょう。
我関せずと社会的な責任を逃れたお偉いさんたちもこの連鎖から逃れられません。
自然の摂理は本当によくできています。

もう何処にも逃れられないのだから、
ダメダメ戦法は全く功を奏さないでしょう。
むしろそのストレスで活性酸素を身体にためるだけマイナスです。

私は身体が必要とする栄養を自然の食材やサプリメントから補給し、
汚染物質を溜めない&流していける身体づくりを心がけたいです。

放射能汚染などについて、先日のオリンピック招致にしろ、
メディアにしろ、なんとなく大丈夫だろう、どうにかなるだろう、
自分には関係ないと片付けて、
この問題の本質について話すことがタブーとなってしまっているような気がします。
正直私自身、家族や友人とでさえ、議論を深めることができておりません。
ブログでも記載することをためらっていましたが、
今日はつい、自分の思いがこぼれだしてしまいました。

早いところ気持ちの整理をつけて、
前に進まなければと思う今日この頃です。

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メニュー

■ パプリカのマリネ
■ シジミとじゃがいもの冷製スープ
■ 海の幸のサラダ
■ 鶏レバーの即席ラグーパスタ

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お楽しみメニュー
* すだちのレモネード
* パイナップルとサワークリームのムース

次回のひとつむぎ料理教室は10月。
実りの秋を皆さまと存分に楽しみたいと思います!!

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