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港区 料理サロン ひとつむぎ を主宰する あこ のおいしい徒然日記

料理サロン ひとつむぎ について

Posted on Dec 6th, 2010

ひとつむぎコンセプト 
私が来年からはじめる料理サロン ひとつむぎ。
今このブログを見てくださっている方々は
私にとって、そして ひとつむぎ にとって本当に大切な方々です。
私の活動を支えてくださっているみなさまに、
ひとつむぎ のことをもっと知っていただきたくて、
今日は ひとつむぎ の名前の由来、コンセプトをお伝えしたいと思います。
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ひとつむぎ

料理は食材の命をあずかることからはじまります。
自然の恵み、生産者の方々が丹精込めて育んでくださった食材の命。
その重みをしっかりと受けとめると、素材を慈しむ気持ちが溢れます。
素材の持つ味わいをそっとひきだすように
自分と大切な人のからだの内側に耳をかたむけるように
心を尽くして作ったごはんには豊かな自然の力と深い愛情が宿り
必ずおいしいものができます。
おいしいものを作ると、
作った人も、食べた人も幸せな気持ちになります。
毎日の食事から こころ と からだ を健やかに育み、
テーブルをかこんだみんなの絆をつむぎ、
命をつむぎ、
かけがえのないものを、
ひとつひとつ丁寧につむいでいきたい。
そんな想いをこめて、
このちいさな料理サロンを
ひとつむぎ
と命名しました。
ごはんを作るというあたりまえのことから
健やかで豊かな
こころ と からだ をみつめなおす
お手伝いができたらこの上なく幸せです。
ひとつむぎ 主宰
あこ
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ひとつむぎ という名前は実はもう一つの意味があります。
これは、外に発信するものではなく、
私が自分自身のなかでいつも大切にしていたいコンセプトです。
私は、20歳の成人式以来、着物の魅力にひかれて
着付けを習ってきました。
成人式の振袖の着付けをしてくださった方が
今の私の着付けの先生であり、
私が最も尊敬する人生の師のひとりでもあります。
先生は、着物を愛し、極めていらっしゃる方ですが、
常に学びの心をもって着物と向き合いその道を深め続けていらっしゃる方です。
とてもあたたかく、魅力的な方で、
先生はいつも私の状況やお稽古の習得の度合いをみて、
必要な時に必要なものだけをそっと与えてくださいます。
たくさんの織物が日本にはありますが
そのなかで、私が一番好きなものは紬です。
ある日、先生に紬について色々とうかがっていたときに
先生はこんな話をしてくださいました。
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紬というのは、手撚りした糸で紬いだ木綿糸で
昔から日常の野良着としてつかわれてきました。
親から子へと受け継がれ、着用されるほど丈夫なもので
その丈夫さゆえ、織りたてでは、表面にこぶがでて、
光沢がなく、固くゴワゴワとしています。
50年、100年と袖を通され、
年を重ねるごとにしなやかさを増して、
からだにしっくりと馴染み、やがては絹のように
強くしなやかで美しい織物となるのです。
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私は、この話を聞いたときに、
紬のように生きていきたいと思いました。
若い時は、こぶがあっても、不器用でも、
力強く、丈夫でバカ正直であればよい。
年を重ねていくごとに、
飾らない美しさを醸しだせたらどんなに素敵だろう。
それが本当の美しさなんじゃないかなって。
紬のように強くしなやかな人間でありたい。
紬のように、日々の営みのなかにある、普段着のごはん、
飾らないけど、どこか粋なごはん、
毎日食べて、こころ と からだ が元気になるごはんを作りたい。
そんな想いと志をこめて
ひとつむぎ を大切に育てていきます。
一汁三菜

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