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港区 料理サロン ひとつむぎ を主宰する あこ のおいしい徒然日記

2011年 台湾旅行 − 夜市編 −

Posted on Sep 26th, 2011

台湾には仏教寺院とは別に、土地の神様と海の女神(媽祖)を祀る廟、
それより小規模なお堂や祠が無数に存在します。

廟Y 

どの街でも廟の付近には線香と五香粉、豚肉と香菜の混ざりあった香りが漂っていました。
各地の夜市はもともと廟を中心に屋台がはじまったものがほとんどだそうです。
各廟には神様のお誕生日が決まっていて、それに加えて人生の節目節目にお参り日があるそうで、
台湾人は祭りにお供え、記念日にはご馳走を家族や隣近所で分け合い、
一年中神様と一緒に食べ暮らしているそうです。
こんな風に土着の信仰を守ることで、外来政権に吸収されることなく
独自のアイデンティティーを守り続けてきた台湾。
今回出掛けた夜市は士林夜市と饒河街夜市。
台北で最も大規模な夜市のご紹介です。

【士林夜市】

士林夜市1_Y 
士林夜市 屋根付きスペース
台湾で最大規模の夜市。
飲食系屋台がぎゅぎゅっと詰まった屋根付きスペースと飲食系屋台とファッション雑貨などの店舗が並ぶ
屋外スペースの2ヶ所があります。
手っ取り早く台湾屋台料理を制覇したいのなら屋内スペースへ!
MRTの剣潭駅の目の前という便利な立地条件で、屋根もついているので雨の日もぶらぶらできて、
なにより夜市の魅力がとってもコンパクトに詰まっています。
台湾を訪れたら是非ともチャレンジしたい臭豆腐や蚵仔煎、かき氷などの夜市グルメがわんさか並びます。
夜市の雰囲気を満喫したいなら屋外スペースを練り歩くのも悪くはありません。
ただ洋服や雑貨などは安かろう悪かろうの品々が並んでいるのでお買い物はほとんどできません。
士林夜市2_Y 
士林夜市 屋外スペース
士林夜市3_Y 
平日の夜とは思えない混雑です。
仕事の後にこんなにも多くの人が夜市グルメをもとめてくりだすエネルギー!
台湾人の食べることへの貪欲さは日本人には到底真似できません
士林夜市
住所 :大東路、基河路周辺
営業時間: 夕方5時くらいから屋台が動きだす
休業日: 店によって違うが、旧正月時は大半が休業
【饒河街夜市】
饒河街夜市1_T饒河街夜市2_T
台鉄松山駅近くにある、士林とともに台北二大夜一といわれる大規模な夜市。
400メートルほどの一本道を通行止めにして道の両端と真ん中にひしめくように夜店が並びます。
饒河街夜市の名物料理は薬燉排骨ではないでしょうか。
スペアリブが入った漢方スープですが具の量からしてスペアリブの漢方スープ煮といった感じ。
若い人からお年寄りまで、モリモリとスペアリブを豪快に食べていました。
残念ながら私はお腹のスペースがなく試食することはできませんでしたが
スペアリブを長時間煮込んで余分な脂は除き、すっきりと澄んだスープに仕上がっています。
饒河街夜市
住所 松山駅近く
営業時間 17:00〜深夜1:00
休業日 年中無休
以下、士林夜市と饒河街夜市の食べ歩きレポートです!
薬膳茶 
純濃厚青草茶舗
日本では漢方というとなんだか特別なもののように感じますが
台湾では体を温めたい、風邪をひいたという時に飲むのはあたり前。
夜市にも薬膳排骨のスープや麺類、薬膳ドリンクのお店がたくさんあって、気軽に摂ることができます。
さすが医食同源の国台湾!
焼き牡蠣Y 
焼き牡蠣
屋台で牡蠣を食べるのは私にはちょっぴり抵抗ありですが、
現地の女の子たちは次々に焼いた牡蠣をパクパクと食べていました。
牡蠣といえば台湾名物の蚵仔煎。
蚵仔煎Y 
小ぶりの牡蠣がたっぷり入った台湾風オムレツのようなもの。
夜市の名物料理ですが私が夜市でいただいた蚵仔煎はあまりおいしくなかったので
でき上がりの写真がありませ〜ん
蚵仔煎については こちらでご紹介しています ⇒ − お店のごはん編 −

夜市名物といえばもうひとつ、くさ〜いくさ〜い臭豆腐
臭豆腐1_Y 
臭豆腐
臭豆腐は発酵させた豆腐だと思っていたのですが、屋台のお母さんにきいたら、
納豆菌と酪酸金という菌で作った発酵汁に豆腐をつけ込んで作るそうです。
豆腐は発酵していないのですが、発酵もの独特の強烈な臭いがあたり一面に立ちこめています。
この臭豆腐があると10メートルくらい離れていてもすぐにわかります。
日本にも納豆やくさや、ぬか漬けなど臭くておいしいものがありますが、
私は臭豆腐のあまりにものすんごい香りにへこたれてチャレンジすることはできませんでした
臭豆腐2_Y 
麻辣臭豆腐
臭豆腐そのものを口にするのに抵抗のある方は串焼きスタイルのものや
辛い煮汁で煮込んだ麻辣臭豆腐がおすすめです。
まぁ臭豆腐未経験の私がおすすめしても全く説得力ありませんが。。。
肉圓2_T肉圓1_T 
肉圓
ぷるんぷるんの肉圓。
バーワンと呼ぶこの食べ物、肉あん入りでんぶん団子とでもいいましょうか。
肉圓1_Y 
廟の真正面に屋台を構えるおいしそうな肉圓屋さんを発見!!
肉圓は中部の彰化県に定住した泉州人が18世紀に伝えたとされていて、
各地の専門店が「彰化肉圓」と看板を掲げているのは味の正当性を誇示するためだそうです。
私の食いしん坊なアンテナにひっかかってきた肉圓屋さんは高雄産??
正統派ではないかもしれませんがとってもおいしそうなのでひとついただきました。
肉圓2_Y 
醤油ベースで甘辛い味のついた竹の子いり肉あん?を芋か粳米の粉でくるんで蒸し上げたもの。
小ぶりのお茶碗のような器に肉あんをいれて上から粘っこく溶いた芋粉か米粉をぺたんとのっけて
お茶碗をひっくり返すようにして蒸篭の上に並べて蒸し上げていました。
肉圓3_Y 
席について注文すると、器に肉圓をいれて、とろっとした菱油膏ベースの甘辛いあんをかけて、
香菜をたっぷりとのせてくれます。
皮はぷるんぷるんの弾力があり噛み切るとじゅわ〜っと肉汁があふれでます。
これはうま〜い!!!
今回厳選に厳選を重ねてチャレンジしたの数少ない屋台のごはんのなかで断突おいしかった
台湾人のこだわる旨さのポイントはもしかしてぷるんぷるんとろとろの食感にあるのかもしれない。
そんなことを思って夜市と巡り、市場を散策し、料理店を食べ歩くと
QQというキーワードが浮かんできました。
QQとは台湾でよく使われている単語。
お菓子のグミに似たような歯ごたえを「QQ」と称し
バーワンに団子に、餅、アワビにイカなどにその歯ごたえを求めているようです。
キューキューと台湾人が言えば、抜群の食感=おいしい を意味しているのかもしれません!?

QQ涼圓T
 
QQ涼圓
QQを料理名にしてしまったスイーツもあちらこちらでみかけます。
プルプルゼリー
グミ?&マンゴーゼリー&亀ゼリー
QQの食感とは若干違いますが、プルプルのゼリーも大人気!!!
愛玉 
愛玉
ドリンクタイプのゼリーもよくみかけました。
こちらはアイユゥと呼ぶゼリー。
愛玉は台湾の阿里山エリアなど、高山地帯に生息する植物の種からできる植物性ゼリーです。
ゼリーそのものにはほとんど味がなく、レモン味のシロップにつけて売られています。
愛玉1_T 
ゼリーなので杏仁豆腐のようにして食べるのかと思いきや、
愛玉は太めのストローでチューチュー吸い上げて飲みます。
これまた台湾人が好きそうなプニュプニュ、プルプルな飲み物です。
生炒花枝Y 
生炒花枝
海鮮がたっぷり入ったあんかけの煮込み料理。
おそらく日本のアタリメのような乾物のイカをもどして使っているようです。
QQなイカにとろみスープ。
台湾人は夏でもとろとろが大好き!?
QQにぷるぷる、ぷにゅぷにゅ、とろとろのあんかけ、とろみスープ。。。
どんだけー!!!と叫びたくなるほど街にはぷるぷる、きゅ〜きゅ〜があふれています。
フルーツ 
新鮮なフルーツをその場でジュールにしてくれる屋台。
私はマンゴージュースをいただきました!!
  
串焼き腸詰め魯肉飯Tタピオカミルクティー 
今回は時間の都合上、メインの2つの夜市にしか行けませんでした。
あまりにも巨大で有名すぎる夜市はお店を厳選しないと
ちょっぴりがっかりする屋台も多々あるような気がします。
おいしい屋台に共通していることは
調理台が清潔で、
供されるお料理は目の前で作ってくれること、
料理人がいかにもこの道で長年やってきている職人風であること
そしてお客さんが老若男女さまざまな層の人たちで入り乱れていることです。
次回機会があれば観光地化されていないもっと小規模でマイナーな夜市にいってみたいです。
肉圓おいしかったな〜

Comments List

  • junsan より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おかえりなさい。夜市編、活気が伝わってきますね。どれもこれもおいしそうですね・・・とは言いづらい見た目の物もありますが^^楽しそうな食べ歩きですね。
    愛玉。レモン丸ごと浮かんでるし、しかも看板レモンゼソーって^^豪快ですね。
    お店のご飯編が気になりましたね。小籠包、あの写真・・相当おいしのがひしひしと伝わりますね。
    いつか行ってみます。

  • ひとつむぎ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    はい。ただいま! 
    帰国して数日しか経っていませんが、日々がめまぐるしくすぎて
    台湾旅行がなんだかとっても昔のことのように感じます。
    junsanすごい!!よく”レモンゼソー”に気がつきましたね。
    私なんてjunsanに指摘されるまでまったく気がつきませんでした。
    ちょっと笑えますね。
    台湾人は基本的には礼儀正しくて、きれい好きで、ちょっぴり奥ゆかしくて
    日本人と似ていると思いましたが、この豪快さは大陸ゆずりでしょうか!?
    小籠包とってもおいしかったですよ!
    まさに本場の味でした。
    くれぐれも日本の支店にはいかれませぬように!!

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