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港区 料理サロン ひとつむぎ を主宰する あこ のおいしい徒然日記

2011年 台湾旅行 − 九份 半日旅行 −

Posted on Sep 28th, 2011

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九份は坂の街。
山の斜面にへばりつくように民家が建ち並び、夜になるば山全体がキラキラ輝く。
台湾では小香港とも呼ばれているそうです。
私は高いところが大好き!!
メキシコのグラナダ、
モロッコのアイトベンハッドゥやシャフシャウエン、
オーストラリアの大自然の中の巨大な岩の頂上、
スペインのアンダルシア地方の山の上の小さな街々、
イタリアのアッシジやエリーチェ、
中国の桂林、アフリカの遥か遠くのサバンナまで見渡せる山のてっぺん。。。
思い出したらきりがありませんが、
深く印象に残っている場所は
天空に浮かんでいるような場所が圧倒的に多いのです。
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今回半日旅行で訪ねた九份も台湾北部の瑞芳鎮に属する山あいの小さな町。
山の斜面に街が広がってどこにいても眼下に広がる海が見渡せます。
台北駅からは、花蓮や台東行きの列車に揺られること40分程度。「瑞芳」という駅で降ります。
駅前から九份経由金瓜石行きのバスがたくさん出ているので、そのバスに乗り込んで15分ほど。
街は小さいのでお昼一番の列車に乗って、1時くらいに到着すればゆっくりと街歩きもできて、
運が良ければ絶景の夕日を見られるかもしれません。
生憎、私が訪れたときは台風の影響でどんより曇り空。
まぁこれはこれで、茶芸館でしっぽりお茶なんか飲んだりして悪くないかも
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その昔、銅の採掘場だった九份は最初の入植者が9家族分の食料を運んだことが地名の由来になっているそうです。
その後、街には鉱脈を目当てに人が押し寄せ日本統治時代に最盛期を迎えました。
しかし鉱物は有限のもの、やがて資源はつき1971年に閉山、街は衰退の一途をたどりました。
その後、ノスタルジックな町並みが色濃く残っていた九份はベネチア映画祭でも金獅子賞を獲得した
「悲情城市」映画の撮影舞台となり、再び脚光を浴びることとなりました。
阿妹茶酒館1_Y 
阿妹茶酒館
日本人にとってはこの映画よりも、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」のほうが身近ですね。
宮崎駿は映画製作前に九份に訪れ、阿妹茶酒館をスケッチしあの湯婆婆が経営する、温泉旅館の
モデルとしたそうです。
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九份の散歩道は基山街と呼ばれていて、お土産屋さんや食べ物屋さんがずらりと並んでいます。
正直、こちらのお土産屋さん群に興味をそそられるものはありませんでした。
THE観光客向け!という雰囲気のお店ばかりで、通り全体に屋根も着いていて
全体が室内のような空間になっていて臭豆腐や八角の香りが充満しているし、
人もたくさんいて混雑していてちょっと苦しいです。
せっかく九份に来たのに景色もほとんど見れず、早々と通り過ぎてしまいました。
お土産屋さんが並ぶプロムナードのような通りを抜けてしまえばあとはそれほど混雑もなく、
街をお散歩していると建物の切れ間やふらっと立ち寄ったカフェや茶芸館の窓に広がる景色は
とても美しく開放感があって気持ちがよかったです。
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【九份茶坊(ジョウフンツァーファン)】
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基山街のお土産屋さん群の端に感じの良い茶芸館を見つけて一休みしました。
ちょっぴり肌寒い日に、炉の隣にすわって、しゅんしゅんと湯のたぎる音を聴きながら
あたたかいお茶をいただく。
私の茶芸館デビューは最高のシチュエーションでむかえることができました。
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テラス席もあってお天気が良ければ美しい景色を眺めながらお茶をすするのも心地よさそうです。
ちょうど阿妹茶酒館の赤提灯も右手に見えたりして九份の雰囲気を満喫できます
そして左側のスペースにすすむとそこからは遥か遠くの基隆の港まで一望できます。
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九份茶坊は築百年の漢方治療院を現在のオーナーさんがリノベーションしたもので、
斜面を利用した間取りが思わぬ視覚効果を生み、どこにいてもフォトジェニックな景色に出会えます。
画家でもあるオーナーさんはこの古い建物が持つ魅力、九份という街の美しさをよく心得ていて
景色や外光、風の通り道を確保し、レトロな雰囲気を作り出しています。
坂道をみごとに利用した抜群の眺望、
室内に響く水の音、あちらこちらに配されたグリーン、
癒されるようなノスタルジアに満ち満ちた空間。。。
とても居心地がいいです
九份茶坊6_Y 
 
お茶の種類は豊富で少し悩みましたが、
まずは代表的な台湾茶でもある梨山烏龍茶をいただくことに。
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まずは定員の方がお茶の入れ方を丁寧に教えてくれます。
台湾現地で高山茶という珠玉の烏龍茶をいただくひととき。
芳しい繊細な香りを楽しんでいると、山の冷たい風を受けて冷えた身体もほっこりとあたたまります。
2煎目からは定員の方が教えてくださった通りに自分たちでお茶を入れます。
おいしく淹れられるかな〜
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台湾茶お勉強中の私。
テイスティングを楽しんだ後は茶葉もじっくり観察します 
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お茶うけは竹炭花生というピーナッツをサクサクとした炭で包んだもの。
お茶の繊細な味わいや香りを邪魔しない、軽やかで優しい味わいのお菓子です。
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とってもよいお茶だったので何煎も楽しめました!!
こちらのお店、のちに台北で訪ねたどこの茶芸館よりもお値段は高いです。
同じくらいの等級の茶葉で比較してもこちらは断然お高いような気がします。
でも他に行きたいお店がなかったし、心地よい空間づくりのお勉強もできたし、
九份でのよい思い出ができたので大満足です!
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異国情緒あふれる店内。
↓ とっても可愛い急須を発見しました。
 だけどまだ旅は一日目、ここはぐっと我慢することに。。。
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九份茶坊(ジョウフンツァーファン)
おすすめ度:★★★★
住所 九份茶坊:新北市瑞芳区基山街142号
電話番号 九份茶坊:(02)2497-6487
営業時間 九份:   月〜木 9:00〜22:00
        金、日 9:00〜21:00
        土   9:00〜23:00
休業日 :年中無休
*日本語 可

Comments List

  • ゆうじ より:

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    こんばんは
    すごいですね。この写真の数と言い説明量といい。
    イヤー、僕なんかは結構テキトーなんでこれはすごい。
    それにしてもアコさんはこれまでに、たくさんの国を
    訪問されたんですね。うらやましい。
    料理ばっかせんで、もっと旅とかそういうのをやってたら
    もっと楽しかっただろうなと思う今日この頃です。

  • ひとつむぎ より:

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    ゆうじさん
    こんにちは。はじめまして!ですね。
    コメントありがとうございます。
    私は大の旅好きで特に学生は必死にアルバイトをしては旅にでていました。
    社会人になってからは一年に一度くらいしか行けなくなってしまいましたが、
    まったく知らない土地でその土地のおいしいもの食べ、異文化に触れることで
    自分自身の料理の世界もずいぶん広げることができたような気がします。
    私の場合は家庭料理専門なので和食、中華などジャンルを区切らずに
    縦横無尽に無理なく家庭で作れる各国料理をこれからも探求していきたいと思っています。
    きっとゆうじさんは料理人でいらっしゃることと推測します。
    お店の料理は和食なら和食とひたすらその道を究めるもの、
    私にとってはそんな道を歩むゆうじさんのようなかたが羨ましく思うときもありますよ(^^)

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